同業他社などが撤退した店舗をそのまま利用する居抜き店舗のメリットは、備品や内装品をそのまま利用できることにあり、営業までのコストと時間を削減できる出店方法となっています。このメリットはコスト低減と時間の削減ですが、デメリットして内装が似ていることで以前の店舗のイメージを引きずってしまうことにあります。

そのため、例えばラーメン店からイタリア料理店に変更する場合など店舗の雰囲気が大きく変わる際には改めて内装工事を行うことで、イメージなど引きづらずに新たな新規出店とすることが多くなっています。このような居抜きと内装工事をあわせて行なうことで今までの店舗と全く違うことが理解されるのがメリットとなっています。また、居抜き店舗の内装工事のメリットを比較する際は、全く内装のない状態であるスケルトン物件と比較されることが多くなっています。それは、スケルトン物件は何もない状態、いわば部屋だけの状態であることから備品の設置やレイアウトが全く自由で、新しい店舗として始めることができることが挙げられます。

それに比較すると安く早期営業はできるが、自由度は下がりイメージを引きずりがちな居抜き店舗の内装工事は、個人経営や早期の開業を目指すチェーン店などに利用されています。